ワールドカップに向けた日本代表の壮行試合の相手として来日するのはウルグアイだ。22日に福岡・レベスタで、29日に東京・秩父宮で、日本代表と2試合を行う。初めて来日するウルグアイとはいったいどんなチームなのだろう。
日本代表がウルグアイと対戦したのは過去1度だけある。
2005年の日本代表南米遠征で、ウルグアイの首都モンテビデオで、日本代表はロス・テロスことウルグアイ代表と初対戦した。実は、記者(大友信彦)は、この試合を現地で取材した。日本から現地を訪れたメディアは一人だけだった……なんて書くと自慢しているみたいだが、行く方が珍しい。
愛称は「LOS TEROS」。 ワールドカップでは2勝
そもそもウルグアイとはどんな国なのか、どこにあるのか、知らない人も多いだろう。ウルグアイは南米大陸、ブラジルとアルゼンチンという2大国に挟まれた位置にある。日本から見れば、ほぼ地球の真裏にあたる。時差も季節もすべて正反対だ。主要産業は農業、牧畜。人口は約350万人という小国だが、サッカーの世界では1930年の第1回FIFAワールドカップの開催国であり初代優勝チームだ。ラグビーワールドカップには1999年と2003年大会に出場し、1999年にはスペインを、2003年はグルジア(現ジョージア)を破り、すでに日本を上回る2勝をあげている。
愛称のロス・テロスは、エンブレムにも描かれている国を代表する鳥の名だ。